インドの電車移動が好き

マドライで一泊しパラヤンコッティを経由しナガルコイルについた。基本的に電車移動が好きなので電車で移動していたが、今回は電車がこないトラブルでバスで移動することになった。

 

ガンガンに揺れまくる電車の中で爆睡。インドに来てから十分な睡眠をとるようにしているけどバスの揺れは心地よく僕を眠りへと施してくれる。ぐっすり寝るとナガルコイルへと着いていた。

 

ちょうどお昼を過ぎたあたりでカンカンに照っている太陽が僕の坊主頭にヒットする。直射日光は激暑だ。

 

いつもの勘を頼りに宿探しに向かう。だいたいは大きい通りの裏にはあるはずで、ひとつ見つけるとその辺にはたくさんの宿があるはず。この勘は未だにほとんど外したことがない。高い宿と安宿は別れたエリアで固まってるので相場も見分けつきやすい。

 

roomを探しているのかい?やけに親切に話しかけてきた老人がいた。

 

僕がキョロキョロと道を歩いていたら、そこに座っている老人が話しかけてきた。坊主で白髪、白ヒゲのおじいちゃんはこの辺はみんな450/Rだよと教えてくれた。確かに、ここに来るまでに数件450/Rでディスカウントしても400/Rまでしか下がらなかった。

 

君はいくらで探しているんだ?そう聞いてきたおじいちゃんに300/Rで探していると伝えた。おじいちゃんは笑ってここら辺はその値段だと泊まれないよと僕に言い、350/Rでここに泊まっていくかい?と聞いてきた。

 

僕は二泊するから300/Rでお願い。ってお願い攻撃をしなんとかごり押しで一泊300/Rで泊まれた。親日家のおじいちゃんは日本のことが好きらしい。日本の製品は凄く良く出来ているから日本人の仕事を尊敬すると言っていた。

 

日本を離れてみて日本のテクノロジーや製品、スピリットの良さに改めて気付くことが多々ある。

 

例えば電車やバスの一寸の狂いもないダイヤ。東京ではちょっとでも遅延したら駅員さんがとばっちり受けているのを多々見たことがある。駅員さんが悪いわけでもないのにね。

 

そんなことインドで言えば何時間も遅れる場合もむしろこない場合もある。そんなことにひとつも文句言わないでサモサやチャパティをがっついてバスに乗ったりしているインド人は寛大だ。

 

今回のインド旅は初めから感じていたんだが、心の余裕がぜんぜん違う。楽に旅出来すぎていて今後何か起きないように改めて気合いを入れようと思う。

 

おじいちゃんにお金払おうとしたら100/Rしかない僕。しかも今日は祝日って言うオチだけど、おじいちゃんは明日でいいよって言ってくれた。

 

やっぱりみんな優しいな。。チャイをもらって休憩し少し寝ることにした。