山と聞いたら行ってみたくなる

僕は今インドのOOY(ウーティ)にいる。電車の待ち時間で知り合っていたビノースからウーティは自然がたくさんあって有名だよってことで、何の前情報も調べずにやってきた。

 

ウーティにはコインバトロールからバスで3時間くらい。行きと帰りで値段は違ったけど50/Rくらいで行けた。

 

ウーティは山の上って聞いていたけどどんどん登っていくバス。ネパールのバスを経験したことある人はわかると思うが、細い道路の山道をジグザグに登っていきガンガンに対向車とぶつかっていく感じがもはや、アトラクションのようでめちゃめちゃスリルがある。

 

道路の端はもちろん崖になっていて落ちたら死ぬだろう。ちなみに僕が乗っていたバスは小規模なクラッシュ2回と大規模なクラッシュ1回を記録した。大規模なクラッシュは対抗のバスを避けようとして沿道に正面からぶつかってしまったのだ。衝撃は結構大きかったがなんともなく走り出すバスは後で見るとかなり凹んでいた。むしろ、どこでぶつけたかわからない傷があちこちにあってどれが事故の傷かはっきりわからなかった。

 

譲り合うという精神が欠乏しているインドのドライバーはクレイジーだが、あんな運転でも小規模な事故に抑えている技術はすごいのかもしれない。

 

山道をどんどん登っていくと雲の中に入って時折雨が降っている。今のシーズンは雨季になるので晴れることはないらしい。僕が滞在した二日間はずーっと雨だった。当初の予定では三日間泊まる予定だったが、寒すぎて寝れない状態になってしまったので早々に降りてきてしまった。

 

後で調べたら2000mを超えるところに僕はいたらしい。雨も降っていたので気温は20度を下回っていたかもしれない。ウーティのベストシーズンは3~4月らしいのでそのくらいになると避暑地としてインド人が集まってくるらしい。

 

ウーティではほとんど毎日のようにチキンビリヤニを食べに行き寒いので常に外を歩いていた。初日には寒すぎて朝方に目が覚めてしまい、体を温めるためにある実験を行った。その名も本気の足踏みをしたらどれくらいで体がポカポカしてくるか。を、早朝3時くらいに一人でやった。

 

iPhoneで時間を計り足踏みを始める。腕もしっかりと上げ、太もももしっかりと上げる。最初は寒かったが徐々に足の指から暖かくなってきた。10分まではまだ寒かったが10分を過ぎてくると体が暖かくなるのがわかってくる。14分を過ぎてくるとだいぶ暖かい。しかしまだ体の芯は冷えている感覚が残っている。続けること18分。体はすでにポカポカだ。疲れてきたので20分で運動をやめた。

 

20分で脂肪は燃焼し始めるって色々と聞いたことあったが、そんなことが関係してきて体が温まったんだろうと一人納得してそのまま昼近くまで寝れた。

 

寒さが怖い、、、ヨーロッパ行ったら凍えてしまうかもしれない。

 

雨続きで何もできないし、寒いし、本当何もしなかったウーティ滞在。近くのチャイ屋のおっちゃんが優しくて、ポテトサモサをいっぱいまけてくれたのが唯一の思いだ。

 

暑いのも苦手だが、寒いのも苦手な体。よくこんな体で旅ができるなって今更ながら思っている。