約42.195kmを歩き終えて思うこと

ここまで寝れるかってくらいに寝てしまった。約42.195kmを歩き終えてたくさん寝た結果、筋肉痛はなく体の痛みはほぼなくなった。ほとんど一日中寝たことになるが疲れているとどこまでも寝れる気がするし、寝るってことは疲れを取ってくれるって改めて実感することができた。

 

寝なくても大丈夫って人もいるだろうが、僕は寝なくちゃ体力は回復しないみたいだ。(武井壮さんはマジですごいな、)

 

むしろ、旅に出てからよく寝れるようになったのはなぜかわからないが、知らずのうちに何かしらの疲労をしているのかもしれない。おかげでいつも快眠だ。それもドミトリーで激しいいびきや酔っ払った外国の方たちの話し声にも屈しない睡眠を得ることができている。

 

そして、僕は約42.195kmを歩いたわけだがそれにはきっかけがあり、エジプトのダハブであったセイさん(本名。ブログに載せるの未確認)がもともと巡礼をしていた話しを聞いていて、それに興味を持ったのが始まりだと思われる。結局は思い立ったら吉日で動いたわけだが、セイさんの巡礼の話が一番心に残っていて僕の心を動かし42.195kmを歩いたのだろう。

 

僕の歩いた道は巡礼ではなく2004年のアテネオリンピックのマラソンコースだったわけだがそもそも巡礼ってそんなに意味がわかってなく、セイさんにいろいろ聞いていたこと忘れてしまったのでまた調べてみた。

 

そもそも巡礼で思いつくって言ったら、映画「星の旅人たち」であり。当時勤めていた美容室で流れていた映画だった。疎遠の息子さんが巡礼中に亡くなってしまいその息子さんを引き取りにお父さんが行き、息子さんが通る道だった巡礼の旅を息子さんの遺灰を撒きながらお父さんが巡礼するって話。ざっくりとした説明だけどオススメな映画です。

 

巡礼とはキリスト教の聖地サンティアゴを目指す道らしい。道はたくさんあり。距離も様々。簡単に言うとフランスからポルトガル国境近くのスペインの端まで歩くんだろう。調べると道は様々でたくさんの国からサンティアゴを目指すことになるんだろう。そんな険しい道。

 

そこを歩いた巡礼者さんたちは本当に尊敬します。こんな距離歩くとか本当に凄すぎます。

 

まぁ巡礼に触発され42.195kmを歩いた僕ですが、今は充実感でいっぱいですし、必死すぎて歩いていたことほとんど忘れてしまっているみたいです。

 

端から見たら何の意味のない行動ですし、自己満足の世界なんですがやってみないとわからないのが僕なんですよね。歩くのほんまにしんどかったです。

 

しんどいこともたくさんありますが自分と対話できる時間がたくさんあり「take your time」で歩けること。道を間違ってしまったり、英語が通じなかったり、スムーズに行くことができなかったりした。

 

そんなこともこの先、何十年先に経験できるかといったら未知の世界でわからないが、こんな経験も良かったなと。

 

そんなこんなでいろんな想いがあった歩く旅だったが、そろそろバスや飛行機の移動に飽きてきたというのも重なって、今度は1000km歩こうかなと思う。歩くことにハマってしまったみたいだ。

 

というわけで一度アテネに戻り、一人1000km巡礼っぽいことしようと思います。

 

ご心配かけないように、夜間の移動はせず。宿にしっかり泊まり、体をいたわりながら進んでいこうと思います。

 

 

変な企画ですがこうご期待ください。

 

 

 

あ~

 

1000kmってなげぇな~