レスターの試合マッチリポート(私情はさみまくり)

試合開始とともにレスターのFCは前線にプレスをかける。このやり方は昨年から変わってないように見えた。前半の立ち上りは両チームともボールが安定しなくピッチの上をボールが行ったり来たりする一進一退の攻防。

 

するとサウサンプトンの10番を起点にボールはサウサンプトンに落ち着き始めた。サウサンプトンがボーツを保持しレスターゴールに襲いかかる。サウサンプトンはサイドをワイドに使い両サイドからセンタリングを上げて好機を幾度か作る。

 

それに負けずとレスターのディフェンスたちもボールを跳ね返して対抗していた。

 

すると、サウサンプトンの選手が打ったシュートがポストに弾かれた。会場は一瞬静寂に包まれため息。

 

危なかった。いわゆるエアスポットというやつでボールを取り合った選手たちが潰れていいところにボールが転がってきた。

 

あれを決められていたらレスターはもっと大変な試合展開になっていたに違いない。それくらい危ないシーンだった。

 

そこからレスターがホームのアドバンテージを使い盛り返していく。今年も変わらずドリンクウォーターがディフェンスまで下がってパスを裁く。しかし、レスターの組織は組み立てるのに向いていないのかことごとく中盤で潰されているシーンが目立つ。

 

それもそのはず、今季から入団したスリマニはヴァーディと一緒に前線に張ってポストプレーをしている。ヴァーディも前線に残るために二列目とトップとの距離が間延びして数的不利を自分たちで作り、パスはことごとくカットされていた。

 

去年は岡崎選手が1.52列目まで下がり楔の動きをしていたので、テンポをほとんど変えないでダイレクトで早いプレーがあったが、今期は先ほど述べた通りに間延びしているが故にセカンドボールを拾えないで攻撃に繋がらない悪循環でプレーが後手後手に回り、中盤の選手は消耗するばかり。

 

セカンドボールが拾えないのでサポーターはイライラするかなと思っていたら、サポーターたちは選手を鼓舞するためにアンセムや応援で盛り立てる。ホームの利を感じつつ選手たちはもr地返していく。

 

前半にスリマニとヴァーディがセカンドボールのこぼれ球とディフェンスのクリアミスを拾ってキーパーと一対一になり惜しいシーンは数回あったけど、去年なら決めていたと思う。少ないチャンスをものにしないとこれからレスターが結果を出すのはきついかと思われる。

 

前半は両チームともに決め手に欠けるゲームで一対一で抜きに行くシーンもほとんどなかったに等しい。

 

前半の総括としては、スリマニは長身なのに意外とフォアチェックに行きボールを追いかける回数があり好印象。強いて言えばヴァーディとのコンビがイマイチだった。しかし、ヴァーディが明らかにコンディションが良くないのが見ていて分かるほど。なので、一回見ただけで判断はできない。僕の印象としては良い印象だった。

 

前半はドリンクウォーターが献身的に走り回りチェックにボール回しに走り好印象だった。強いて言えばアマーティが消えている時間が多くカンテの大きさが目に見えるくらいはっきりと僕の目に映った。

 

後半は両チームとも静かな立ち上がりだったが、次第にレスターが中盤からボールを回してサイドから攻撃を仕掛けることが多くなってきた。しかし、いずれも決定機を作るまでは行かずに潰されているばかり。

 

そしてアップをしていた岡崎選手とグレイが同時投入された。前半から調子が乗ってなかったヴァーディはここでお役御免になった。

 

岡崎選手は前半になかった楔の動きで中盤のボール回しに参加し何度かサイドまで流れてプレーしていた。

 

サイドからのクロスで下がりながら打ったヘディングが一番惜しいシュートだっただろう。難しいプレーだったがいい印象だった。

 

後半もどちらにも転ばない試合展開で両チームに決定機がなく見ているサポーターにもフラストレーションが溜まるはずだが、聖者の行進を大合唱してなおも選手を鼓舞するレスターサポーター。

 

絆の強さと信頼感。そして今季は王者として臨むリーグだが挑戦者としての姿勢を感じさせるアンセムだった。

 

両チームとも痛みわけで終わった今節だが、スタジアムの雰囲気や近くで見る選手たちのプレーに感動した。サッカー観戦はハマりそうだ。

 

もし、僕がイギリスに住んでいて地元にチームがあったら年間シートを買ってもいいと思った。それほどスタジアムの雰囲気は最高だし何よりも、サポーターとスタジアム関係者そして選手たちの絆が見れて感動した。

 

 

岡崎選手がインタビューで話していたことなんだが、こんなことを言っていた。

 

 

「去年より試合に出れていないが僕がやることは変わらない。常に上を目指しトレーニングを積んで出た試合で結果を出すだけ」と言っていた。

 

本当に尊敬する。そうやっていつも自分を信じて逆境に立ち向かう姿勢は感動したし、自分自身も見習わない事柄だった。

 

日々成長するためにそして、どんどん上のステージへ挑戦できるように日々鍛錬を怠らずに何か一つでも続けられるように頑張ろうと思った。

 

 

ボールをで繋がる世界はやっぱり素晴らしかったです。