ロッテルダムでキャンプイン

ロンドンからロッテルダムまで1時間ほどのフライトで着いた。毎回出発時刻と到着時刻で時差分騙された気持ちになる。

 

というのも出発時刻は出発する国の時間で、到着時刻は到着する国の時間だからである。順応性があり機転が効く人はその方がわかりやすいと思うが、僕はいつも着いてびっくりする。

 

まだ、少ない時間の時差だけで移動しているので体には負担はかからないが、世界各国を飛び回っている人の体内時計は本当にすごいと感心だ。

 

ロッテルダムの空港に着き荷物のパッキングをし直した。力ずくでバックパックに入れたテントやマットを外付けにし、外ポケットで恥ずかしそうに顔を出しているシュノーケルを内側に入れてパッキング完了。

 

空港内のWi-Fiを使って今夜の寝床であるキャンプ場を探す。あらかじめ調べることが旅を安全により安心に進めることがわかっていても、その辺が大雑把な僕は後回ししてしまう。これでなんとかなっているからいいものの、今後本当に困る時が来るんだろうなと内心ひやひやしながら、この状況も楽しんでいるとポジティブに考えようと思う。

 

空港の近くにロッテルダムの市街地があり、その空港と市街地のちょうど間ぐらいにキャンプ場を見つけた。空港からバスに乗りあっという間にキャンプ場に着いた。バスから見る景色で思ったんだが緑というか公園の数が多く僕の好きな雰囲気だ。

 

Stats camping Rotterdamというキャンプ場は1テント10ユーロ(3人まで)。シャワーは温水(無料)、水道、があり隣接されてサッカーコートと乗馬場、ロッジもあるキャンプ場だ。

 

広いテントサイトには僕だけしかいない。レセプションのおっちゃんが好きなところを好きに使いなと言ってくれた。僕は陽のあたりのいい場所でテントを設営することに決めた。

 

今日は天気が良くて最高のキャンプ日和だ。夜は何作ろうか今からスーパーに行くのが楽しみだ。テントを張り終えて少し休憩したのちに、レセプションのおっちゃんから市街地のマップをもらいオススメの場所も教えてもらって地図片手に街を少し歩くことにした。

 

キャンプ場から市街地までは歩いて20分くらいで着く。公園が多くそして街中を走るトラムがカッコいい。車道に歩道そして自転車道と完璧に整理されている道は広くて綺麗だ。市街地に入ってから自転車に乗っている人や道端にはたくさんの自転車が停めてあることから、オランダは自転車に乗る人が多いのだろう。その証拠にキャンプ場のおっちゃんに自転車のレンタルを勧められていたのを思い出した。

 

街をぶらぶら歩いているところで急に雨が降り出した。雲行きも怪しくなってきたのでキャンプ場に戻ろうと決めた。途中にあったスーパーに寄るために来た道を引き返す。ここら辺かなと思ったところにスーパーがない。

 

おかしいなと思い、近くまで行ってみたら電気がついていなくて閉店してしまっていた。天を仰ぐ僕に空からは無数の冷たい雨が降ってきて僕をさらに寂しい気持ちにさせる。

 

店が閉まっていてはしょうがないのでもう一度市街地に向けて歩き出した。来る途中にあったKFCのローカル店でチキンを買って帰ることにした。

 

5.5ユーロ。。。イギリスより高えじゃねか。

 

ホカホカのチキンを大事にカバンにしまった。雨脚はそんなに強くはな行けど早足でキャンプ場に戻った。するとキャンプ場の近くにはガソリンスタンドがあって中をのぞいて見るとコンビニみたいになっている。飲み物を買ってテントで休憩した。

 

シャワーの水もあったかいし、水も申し分ないくらい出て来る。近くにはコンセントもあって何不自由ないキャンプ場だ。ただ一つだけ、焚き火をするところがないのが欠点だがこの雨ではさすがに焚き火は無理だろう。

 

 

昨日の疲れもあるのかすぐに寝てしまった。