まだまだ歩きます。〜1000km巡礼っぽいこと〜

誰かの「Hello」の声で起きた。外から誰か近づいてきて「Hello」と呼びかけている。寝ぼけながら慌てて起きたと同時にどんな人かわからないので警戒した。インナーテントのジップを外し、ゆっくりとレインシートを開けた。

 

恐る恐る見てみるとごつい男性が二人立っていて、胸にはpollisの文字があった。そして警察官が僕にここで何しているか聞いてきた。僕はここでキャンプをしていると伝えたがなぜと聞いてきたので、巡礼中でここからサンティアゴを目指すと言うと警察官たちはケラケラ笑っていた。

 

「サンティアゴ?どこだそこ?」と片方の警察官が陽気に笑っている。

 

IDを提示しろと言われ、僕も警察官にIDの提示を求めた。本物の警察官だとわかっていたけど、一応念には念を入れる。

 

僕のIDを何やらスマホで色々と書き始めた。今の時代はスマホの中で検索できるのか僕がオランダに入った日時などの情報がきちんと書かれていた。

 

警察官たちはちゃんと綺麗にして行けよと言って、バンに乗って帰って行った。僕は注意を受けたのでそそくさと退散することにした。

 

今の時間は10:30すぎ。。結構寝てしまったので誰かに通報されたのだろう。テントを張っていたところは丘の上だけど、その近くにはランニングコースが近くにあるので、とこを通りかかった誰かだろう。

 

結露と朝梅雨で湿ったテントをしまって歩き出す。

 

結露でビシャビシャなテントをしまってしまうと次使うとき大変だし、何かいい方法考えないといけないな。

 

ここは国道だろう。大きな道をひたすらまっすぐ進もう。行き着いた先で今日は寝てしまう。肩が痛すぎてギブアップだ。

 

今日は20kmも歩けなかったな。寝ても寝ても寝たりない。寒すぎて夜な夜な起きる回数が多くてぐっすりと寝れない。これからの冬大丈夫だろうか。。