暗いってマジでビビるぜ。

雨が全然止まらない。かろうじて避難した森。暗くなると異様な雰囲気になる森。おっかないよほんまに。

 

そんなことも言ってられないので、雨をしのげそうなでっかい木の下にチェックイン。雨の日のテント設営は本当に嫌だ。だけど、今日はここに泊まるのが賢明だろう。幾分か雨はしのげてるみたいなので、ささっとテントを設営しようとしたら新たな問題発生。

 

トゲトゲした木と蔓が所々に生えていて足に引っかかって痛い。最初は気付かなかったけどあたりにはトゲトゲの蔓がいっぱい生えてた。他のところを探そうとしたけどテント出しちゃったし、雨降ってるし、力ずくでテントはるところをこじ開けた。

 

大きい蔓はかわいそうだけどナイフで切ってバイバイして、木のところには触れずになんとかテントがはれた。ひとまず雨はしのげるし食料も念の為に二日分用意してあるしなんとかなるだろう。（パン4つ、水3l、お菓子、ねぎ、パスタ、りんご2個、コーラ）

 

風が吹いて、木についていた雨が一気にテントに当たる音にビビり。折れた枝たちが木に絡んだりテントに当たる音にビビる僕。マジで夜の森は怖い。唯一の救いは近くを通っている電車の音。電車の音だけは人を感じれる音だ。

 

だんだんと暗くなってきたけど、全然寝れない。さっき明るい時に、眠くて寝てしまったのが原因なのはわかっているけどなんとか寝ようと横になって頑張っても寝れない。

 

この暗くて何もできない時にみんなは何をするんだろう。話し相手もいないし、電子機器の充電ないし、灯りつけたら何かに襲われそうな雰囲気（妄想が強い）。

 

こういう時何したらいいんだろうな、、って考えてたらなんかわらけてきた。

 

それには理由があって、親父の顔を思い出したらわらけてしまったのです。この間、フェイスブックにアップした動画をみて感想を言っていたらしいんだけど、あのパンは有名なのか？とバーナーの火はガスか？ガソリンか？とかテントは日本から持って行ったのか？とか、

 

質問が僕ではなく道具にいっていることに、わらけてしまった。息子にそんなに興味ないらしい。

 

さすがの家族に毎度毎度、救われている自分がいるなと、暗いテントの中一人で笑っていた。

 

一人はマジで寂しいぜ。